2022年9月23日 14:00
香港の巨匠7人が集結『七人樂隊』「60年代が撮りたかった」女性監督アン・ホイが明かす
香港映画界を代表するプロデューサーで監督のジョニー・トーの呼びかけで、サモ・ハン、アン・ホイ、パトリック・タム、ユエン・ウーピン、ジョニー・トー、リンゴ・ラム、ツイ・ハークという巨匠7人が集結したオムニバス映画『七人樂隊』。この度、7人の中で唯一の女性監督であるアン・ホイから日本の観客だけに向けたインタビュー映像が到着した。
7人の監督による7つのエピソードが響きあい、風刺とユーモアが効いたラストが感動へといざなう本作。現在香港で活躍する7人の監督が集まり、1950年代から未来まで、担当する年代をクジで選び撮影されたオムニバス映画。フィルム時代に敬意を表し全編35mmフィルムで撮影された。
アン・ホイ監督は、2017年に映画芸術科学アカデミーの会員に選出され、2020年・第77回ヴェネチア国際映画祭では生涯功労賞の金獅子賞を受賞するなど世界的にも影響力のある女性監督の1人。1995年・第45回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した『女人、四十。』や、アンディ・ラウ主演の『桃さんのしあわせ』などで知られ、1980年代以降「香港ニューウェーブ」の旗手として香港映画の発展に大きく貢献。40年に渡る彼女の映画人生を追ったドキュメンタリー映画『我が心の香港映画監督アン・ホイ』は日本でも公開されている。