2022年10月19日 07:45
【インタビュー】清原果耶、役に向き合うことが「芝居を面白い・楽しいと思う理由」
の闘いではあります。そういうときは監督に聞きに行ったり、監督がどう思っているかの意識をなんとか汲めないか試行錯誤します。
――「自分から聞きに行く」という行動理念は、清原さんの芝居に対するアプローチの根幹かと思いますが、スタイルに組み込むきっかけはあったのでしょうか。
きっと単純に「わからないことをわからないままにしておくのが怖い」という想いからですね。「聞いたら何かしら答えに近づけるかもしれない、作品がもっと良くなるかもしれない」と思ったら、聞きに行かない理由はない。特別な理由はなく、「聞いてみて、考える」という選択肢でしかない気がします。
――「聞く」怖さを、向上心が勝るというか。
私自身は、聞きに行くことに躊躇してしまって、行動に起こせない方が悲しいと思うタイプです。
そういった話し合いをできる人たちと一緒に作品を作っていきたいです。
――流石です。今回は小泉監督・横浜さんと再タッグの方々が並んでいますね。
『ちはやふる』のときは現場の雰囲気に合わせる感じだったので、今回も青春映画ではありますがちゃんと心の浮き沈みを表現したいなと思い、監督ともっとちゃんと話そうと心がけて現場に入りました。