2022年11月4日 17:50
バルザック原作、セザール賞7部門受賞『幻滅』2023年公開決定 メインビジュアル解禁
オノレ・ド・バルザック原作をグザヴィエ・ジャノリ監督が映画化した『Illusions perdues(原題)』が、邦題『幻滅』として2023年に全国公開されることが決定。メインビジュアルが解禁された。
舞台は19世紀前半。恐怖政治の時代が終わり、フランスは宮廷貴族が復活し、自由と享楽的な生活を謳歌していた。文学を愛し、詩人として成功を夢見る田舎の純朴な青年リュシアンは、憧れのパリに、彼を熱烈に愛する貴族の人妻、ルイーズと駆け落ち同然に上京する。だが、世間知らずで無作法な彼は、社交界で笑い者にされる。生活のためになんとか手にした新聞記者の仕事において、恥も外聞もなく金のために魂を売る同僚たちに感化され、当初の目的を忘れ欲と虚飾と快楽にまみれた世界に身を投じていくが…。
本作の原作は、19世紀フランスを代表する文豪オノレ・ド・バルザックの「幻滅 メディア戦記」。
『偉大なるマルグリット』(2015)のグザヴィエ・ジャノリが監督をつとめ、念願のセザール賞において作品賞ほか、最優秀助演男優賞(ヴァンサン・ラコスト)、有望新人男優賞(バンジャマン・ヴォワザン)を含む最多7冠を受賞しフランス映画界を席巻した。