2022年12月27日 17:00
【ドラマニア】「silent」「エルピス」ほか“記憶に残る”名作を厳選…10月期ドラマの「勝手にベスト3」
2022年のドラマも、いよいよ最後のクールとなりました。今期は、人の心の奥深くに潜む芯の部分に寄り添った作品が多かった印象です。今日は、毎クール全ての作品をチェックしているドラマニアな筆者が選んだ「勝手にベスト3」をご紹介。
“記憶に残る”名作を厳選して、ふり返っていきましょう。
第1位:様々な“会話”を軸にリアルな日常を切り取った「silent」
今期、SNSでは毎週木曜の放送終わりにこの作品の話題で大盛り上がり。令和のドラマ界に間違いなく一石を投じた切なくも温かいラブストーリー「silent」は、まさに記憶と心に残る名作と言えるでしょう。
若年発症型両側性感音難聴という病をきっかけに心を閉ざしてしまった想(目黒蓮)と、音のない世界で8年ぶりの再会を果たした主人公の紬(川口春奈)――ふたりがもう一度関係を深めることで、少なからず傷つけてしまう人がいるジレンマ。ただ幸せに笑い合いたいだけなのに…普通に生きることの難しさを痛感させられると共に、視聴者が「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と勇気をもらうことのできる日常のリアルな描写が、大変魅力的でした。
本作の物語は基本、誰かと誰かの“会話”を軸に進んでいきます。