等身大の主人公、現代的なストーリー『金の国 水の国』“いま”観るべき魅力
そんな彼女が勇気を振り絞って前に進もうとする姿には、誰もが思わず応援したくなるはずだ。
「国の未来を動かす」ナランバヤルの計画が物語を加速させる!
笑顔を絶やさず穏やかなサーラに心を射貫かれたナランバヤルは、水不足の<金の国>の現状を目の当たりにし、「サーラを困らせたくない」と、ある計画を立てる。それは、自然豊かな水の国から裕福だが水不足な金の国へ水路を引くという、“戦争寸前の国に国交を開く”前代未聞の無謀な計画だったのだ。
ナランバヤルは、<金の国>の左大臣であるサラディーンにもその計画の話を持ち掛け、実行に移そうとするが、“金の国”王宮では、2国間の国交回復に乗り出したナランバヤルの暗殺計画が持ち上がる…。“愛”の力が動かした、ナランバヤルの計画はどうなってしまうのか…?
『竜とそばかすの姫』も担当した本作のプロデューサー、谷生俊美は本作について「まさに現実でも戦争が起きていて、この作品が持つ現代性を改めて感じる」と話す。そんな中で本作を製作した理由は、「劇場に見に来た観客が、幸せな気持ちで帰れるような作品になれば」と語っている。
恋愛やファンタジーなストーリーだけでなく、いまの私たちの心にも強く訴えかけるメッセージが込められた本作。