4Kで蘇るレスリー・チャンの名作『さらば、わが愛』日本初上映
1993年のカンヌ国際映画祭にてパルム・ドールを受賞した『さらば、わが愛/覇王別姫』の4K版が、7月28日(金)より日本初上映されることが決定した。
京劇の俳優養成所で兄弟のように互いを支え合い、厳しい稽古に耐えてきた2人の少年。成長した彼らは、程蝶衣(レスリー・チャン)と段小樓(チャン・フォンイー)として京劇の古典「覇王別姫」を演じ一躍スターに。女形の程蝶衣は、覇王を演じる段小樓を秘かに愛していたが、娼婦の菊仙(コン・リー)と結婚してしまう――。
チェン・カイコーが監督した本作は、香港を代表するレスリー・チャンが主演する、激動の時代に生きた京劇俳優の愛憎を中心に描く物語。
パルム・ドール受賞をはじめ、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞受賞、NY批評家協会賞外国映画賞・助演女優賞(コン・リー)受賞、LA批評家協会賞外国映画賞受賞、米アカデミー賞外国語映画賞ノミネートなど世界中の映画祭で高く評価された本作。特に、女形の程蝶衣役を演じたレスリー・チャンに魅了される観客が多かった。
映画公開30年周年、そしてレスリー・チャン没後20年の節目の年に、この不朽の名作が圧倒的な映像美でスクリーンに蘇る。