2023年4月1日 14:00
チェルノブイリ原発事故の最前線へ「アイ・ワズ・ゼア その時何が起こったか?」本編映像
そこに貯水槽の水を抜くために集まった有志の作業員3名が、汚染されつくされている建物内の排水弁を捜索している様子が映し出される。これがパニック映画ではなく実際に当時起こったことだとはとても信じがたい。再現映像では番組ホストであるテオ・ウィルソンが本当にその場にいるかのような演出がされており、視聴者はまさに現場に居合わせた当事者のような感覚となる。
この手法こそが当番組の最大の特徴。さらに映像が進んでいくと、時はさかのぼり、1957年のソ連のマヤーク核施設での爆発事故が紹介される。なんとチェルノブイリの事故から約30年も前にも、甚大な被害を及ぼした放射能漏れ事故をソ連は経験していたのだ。
しかし政府がこれを隠蔽し、長らくその情報は世界に知られることは無かった、と有識者は言及する。もしこの事故を公表し、教訓としてより安全な対策マニュアルを採用していたら、チェルノブイリの事故は起こりえなかったかもしれない…。
テオ・ウィルソンとともに、歴史の目撃者となったような緊迫感のある本編映像となっている。
「アイ・ワズ・ゼア その時何が起こったか?」は4月1日(土)よりU-NEXT、4月7日(金)