くらし情報『映画的リアリティにこだわった『ノートルダム 炎の大聖堂』フィーチャレット映像』

映画的リアリティにこだわった『ノートルダム 炎の大聖堂』フィーチャレット映像

一方で、演じる者たちは危険と隣り合わせ。消防士役で起用された役者たちは、ノートルダム大聖堂が見事に再現されたセットを前に感嘆の声をあげ、「撮影に参加できて光栄だ」と語るも、ジョルダン上級軍曹役のジュール・サドゥギは、消防士として炎と対峙した際、「消防士の唯一の使命は燃えさかる火を消すこと。小さな消防ノズル1つで立ち向かうなんて。あり得ない」と話す。

映画的リアリティにこだわった『ノートルダム 炎の大聖堂』フィーチャレット映像

実際、ノートルダムの火災で火元の温度は、摂氏1200度を超えていたという。消防服は、摂氏約700度まで耐えられる仕様だが、倍近い熱に晒され、水浸しになった消防服では、内部は蒸し焼き状態になるリスクを抱える。耐え難い熱さと息が詰まるような煙の中、40キロもある装備を背負い、15キロのホースを抱え、ヘルメットと人工呼吸マスクを装着し、大聖堂上部の50センチもない通路を進まなければならない。そんなあり得ない状況から、消防士たちは「死者ゼロ」の奇跡を起こした。
本作でアノー監督は極めて真実に近いエピソードを紡ぎ、報道とは違う、映画を作り上げた。


『ノートルダム 炎の大聖堂』は全国にて公開中。

(cinemacafe.net)

■関連作品:
ノートルダム 炎の大聖堂 2023年4月7日よりIMAXほか全国にて公開
© 2022 PATHÉ FILMS ‒ TF1 FILMS PRODUCTION - WILDSIDE ‒ REPÉRAGE ‒ VENDÔME PRODUCTION

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