2023年10月16日 18:10
村上春樹原作、初のアニメ映画『めくらやなぎと眠る女』日本公開は初夏に
、「バースデイ・ガール」、「かいつぶり」、「ねじまき鳥と火曜日の女たち」、「UFOが釧路に降りる」、「めくらやなぎと、眠る女」)を翻案した作品。村上春樹作品が、アニメーション映画化されるのは、これが初となった。
監督が“ライブ・アニメーション”と名付ける実写撮影をベースにしたアニメーション制作技法で作られており、村上春樹作品の不思議かつ生々しい、リアリティを再現することに成功。
アヌシー国際アニメーション映画祭でプレミア上映され、審査員特別賞を受賞したほか、新潟国際アニメーション映画祭でグランプリに輝き、レザルク・ヨーロッパ映画祭では作曲賞を受賞するなど、世界各国の映画祭で高い評価を得ている本作。近作では、『ドライブ・マイ・カー』や『バーニング』などと並べて紹介されるほか、東日本大震災を背景にした作品として、ヨーロッパでは『すずめの戸締まり』と併映されるなど、世界公開後も広がりを見せている。日本公開にあたってフォルデス監督は、「私が村上春樹の小説を読んでいるときに感じたような、そしてこの映画を作っているときに感じたような大きな刺激を、観客に感じてほしいと思っています。私にとってこの映画は、控えめに言っても近年作られた最も革新的な長編アニメーションなのです。