2023年12月29日 10:00
制作の裏側と細部へのこだわり明かす「ポケモンコンシェルジュ」メイキング映像
見て“楽しそう!”って思えるかが大事なところです」と大切にしたポイントを解説した。
本作に登場する様々なポケモンたちはもちろん、新米コンシェルジュのハルや先輩のアリサやタイラなど、人形制作進行を担当したドワーフの原田脩平はポケモンの表現について、「ストップモーション・アニメーションは、人形がどのように動くのかを前提に設計していく世界なので、形、大きさ、素材をそれぞれのポケモンごとに考えながら検証していきました。そこが一番大変で、やりがいでしたね」と明かす。
中でもコダックについて小川監督は、「コダックは体型がすごくシンプルで、足も短いですし、手もお腹まで届かないので行動の範囲が制限されていて、歩いたり走ったりするときも鈍くさい感じがいいなと思ったので無駄な動きを入れてみたりもしました」と、こだわりを打ち明けた。頭痛に悩まされ頭を抱える姿や、強力な“ねんりき”を放つ姿など、コダックらしさ満載の演出にも注目したい。
また、そんなコダックのお世話に奔走するハルは、初期段階で上杉忠弘の手掛けたキャラクターデザインでも、様々な表情集が描かれた。小川監督とディスカッションを重ね、原田氏は実際にハルを動かすために、「体の動きだけでなく顔の表情で(心情を)