中村倫也×土屋太鳳「Shrinkー精神科医ヨワイー」第2話は双極症がテーマ
見かねた玄の妹・谷山楓(土村芳)は“ひだまりクリニック”を勧めるのだが、玄は「常連の弱井先生には気をつかわせたくない」と心療内科の“早乙女クリニック”に向かう。
そこでうつと診断された玄は抗うつ剤を処方され、次第にハイテンションになる。玄の疾患は“双極症”だった。抗うつ剤がきっかけで“躁(そう)”状態になり、奔放な振る舞いを繰り返しては、周囲の人を困惑させる玄。心配した楓が弱井に相談するが、その矢先、玄が突然姿を消してしまう…。
【「双極症」とは~弱井先生のセリフ~】(別名:双極性障害)
ハイテンションで万能感に満ちあふれる躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態を繰り返す脳の病気です。
躁状態のときは、周囲とのトラブルが増えますが、本人は病気とは思わないので病院には行こうとしません。うつで苦しくなったときに通院するので、抗うつ剤が処方され、その薬がきっかけで躁転してしまう場合があります。
躁とうつを繰り返す周期が人によって異なるため、とても診断が難しい病気で、正しく診断されるまで数年かかるとも言われています。しかし、双極症は治療法が確立されていて、薬を飲み続けてコントロールすることで糖尿病や高血圧のように共存できる疾患です。