『リトル・ダンサー デジタルリマスター版』10月公開決定
バレエ・ダンサーを夢見る主人公のビリーを演じたのは、『ロケットマン』(2019)や『異人たち』(2024)など現在も数多くの作品に出演し続ける実力派俳優ジェイミー・ベル。当時13歳だったジェイミー・ベルは、2000人を超える候補者の中からオーディションで選ばれた。
ジェイミー・ベル Photo by Rodin Eckenroth/FilmMagic
ビリーにとって踊ることは、自分を表現する手段。軽やかな動きでなく、力強く激しく「これが僕のバレエなんだ」と訴えてくるダンスシーンの数々は圧巻だ。父親にバレエを反対された怒りをダンスにぶつけるシーン、町中を踊りまわるシーンなど、新人ながら希望や悲しみ、様々な感情をダンスに乗せて素晴らしい演技を披露し、本作がカンヌ国際映画祭監督週間クロージングで上映されるや否や、無名の少年が一夜にしてスターに!と大絶賛された。
共演には『ハリー・ポッター』シリーズのモリー・ウィーズリーなどで知られるベテラン俳優・ジュリー・ウォルターズ。ビリーにバレエの楽しさを教えてくれるウィルキンソン先生を熱演し、第73回アカデミー賞助演女優賞にノミネートを果たした。