高畑充希主演ミュージカル「ウェイトレス」来春再演 森崎ウィン&ソニンら新キャストに
その言葉をきっかけに、ジェナは優勝して賞金を獲得できたら、アールと別れようと強く決心。診察を受け、身の上話を語るうちに、ポマター医師に惹かれはじめるジェナ。ポマター医師もまた、ジェナへの想いを抑えられず…。
映画『ウェイトレス~おいしい人生のつくりかた』をベースに製作されたブロードウェイミュージカルとなる本作は、2016年にブロードウェイにて上演が始まり、グラミー賞ノミネート歴を持ち、楽曲を手掛けたサラ・バレリスを始め、脚本、作曲、演出、振付の主要クリエイティヴを全て女性クリエイターが担当したことがブロードウェイ史上初の出来事として注目を集めた。
アメリカ南部の田舎町で、とびきりのパイを売る評判のダイナーのウェイトレス、ジェナを高畑が演じ、2021年に日本初演が実現。夫からのモラハラにもめげない前向きな主人公ジェナが、オタクと姉御肌のウェイトレス仲間の助け、ジェナに手を差し伸べる医師との出会いを経ながら、望まない妊娠という問題に立ち向かう。初演は満席の大盛況で、高畑は第46回菊田一夫演劇賞を受賞した。
4年ぶりの再演となる今回は、新キャストを迎えた。ジェナが出会うポマター医師を森崎ウィン、ジェナを温かい目で見守るウェイトレス仲間のドーンをソニン、ジェナを束縛するダメ夫のアールを水田航生、ドーンに思いを寄せる粘着質なオギーを西村ヒロチョ、ウェイトレスに囲まれて働く店長兼シェフのカルを田中要次、ダイナーのオーナーとしてとても厳しい一方、誰よりもジェナのパイを評価し自立の後押しをするジョーを山西惇が演じる。