吉岡里帆&小林聡美&片桐はいり、個性的キャラクターに注目『まる』場面写真
と、吉岡もタイトルの柔らかいイメージから自身なりの解釈をして作品に取り組んでいたことを明かしている。
ギャラリーオーナーの若草(小林聡美)
さらに、『かもめ食堂』(06)、『めがね』(07)、NTV「2クール」(08)以来16年ぶりの荻上監督出演作となる小林が演じるのは、上品さの中に、どこか散臭い雰囲気を漂わせるギャラリーオーナーの若草。若草の野心によって、アーティスト「さわだ」も大きく動くことになる。若草の行動、そして彼女が放つ言葉によって変わっていく沢田の表情や決断も見逃せない。
古道具屋の店主(片桐はいり)
そして、独特な出立ちでスクリーンに目を釘付けにさせる片桐が演じるのは、沢田がよく作品を持ち込む古道具屋の店主。『かもめ食堂』(06)以来、荻上監督とのタッグは18年ぶりとなる。脚本の段階では男性を想定していたため、片桐が演じることになってからも特に性別を定めずに演じたという。奇妙な空間での沢田との気心知れた独特な掛け合いにも注目だ。
「〇(まる)」によって人生が思いもよらない方向に転がり始めた沢田。個性的な登場人物たちとどんな物語を繰り広げるのか、期待が高まる。
『まる』は10月18日(金)