小沢真珠&Fukaseら『はたらく細胞』暴れん坊細菌の場面写真
ごくありふれた常在菌の一種だが、多様な疾患の原因となることがある化膿レンサ球菌は、鋭いトゲや触手を持つ凶悪な細菌として、細胞たちの前に立ちはだかる。
演じる新納について武内監督は、「新納さんはクネクネした動きが得意そうだったので、ちょっとフェミニンな雰囲気を醸し出す粘着性キャラに振ってみました。何とも言えないネトっとした感じがCGとすごく相性が良く、うまく馴染んでいたと思います」とコメント。
武内監督作の常連・小沢が演じる黄色ブドウ球菌は、皮膚や毛穴などに常在し、毒性が高く創傷部などから体内に侵入、表皮感染症や食中毒、肺炎、髄膜炎、敗血症などを引き起こす細菌。
全身を黄色の球体で覆われ、ポップなビジュアルだが、体内で逃げ惑う細胞たちの姿をみながら高笑いする姿は冷徹そのもの。武内監督は「原作の黄色ブドウ球菌を観た時、『この役は彼女しかいない!』と直感で決めました」と語っている。
そしてFukaseが演じるのは、細胞たちにとっての最強の敵。武内監督は「『キャラクター』を観て、彼の中にあるなんとも言えない“切なさ”に惹かれるものを感じたので、ぜひご一緒したいと思っていました」と話している。