幸せの絶頂から一転…シンデレラストーリーのその先描く『ANORA アノーラ』日本版予告編
第77回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞した『ANORA アノーラ』の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
ロシア系アメリカ人の若きストリップダンサー、アノーラの等身大の生きざまを描く本作。監督は、『タンジェリン』(15)、『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(17)など、これまでにもアメリカ社会の「声なき声」を丁寧かつユーモラスに描写してきた、ショーン・ベイカーが務める。
この度解禁された予告編では、アノーラ(マイキー・マディソン)がロシアの御曹司イヴァン(マーク・エイデルシュテイン)と運命的な出会いを果たすシーンから始まり、彼らの関係が進展する様子が描かれる。しかし、結婚を阻止しようとする男たちの登場により、物語は一筋縄ではいかない展開を見せる。
併せてポスターも解禁。満面の笑みを浮かべ抱き合うアニーとイヴァンの姿が大きく映し出されている。ネオンカラーのロゴも華やかで一見多幸感たっぷりだが、下部を覆うひび割れと「おとぎ話?ううん、現実(リアル)。」というコピーが、アニーの不穏な未来を暗示しているかのようなデザインとなっている。
『ANORA アノーラ』は2025年2月28日(金)