主人公に「親近感があるし共感してる」『ストップモーション』監督インタビュー映像
独裁的な母親の下で生きてきたエラがその抑圧から抜け出して、自分の創造性を見つけていく。エラは芸術に強い執着を持ち一途に取り組んでる。ストップモーションアニメーションの芸術にね。強迫的ともいえる力に突き動かされて彼女は極限の状況に追い込まれる。エラに対する共感なしに僕はこの映画を作れなかった。彼女とは強く結びついてる。僕の芸術や創造性の延長上に彼女がいるように感じるんだ。僕自身は映画の中のエラほど極端に走ることはないけど。
親近感があるし共感してる」と主人公と同じく、監督自身も経験してきたクリエイターが抱える苦悩や創造性への考えを明かす。

またアシュリン・フランチオージの演技について、「アシュリンの演技は最高。すばらしい俳優だよ。優秀な俳優だとは知ってたが会話して確信に変わった。初対面で役柄について話した時点で彼女はすでに全てを理解していた。だから完璧だと思ったよ。彼女の演技で好きなのは思考が見えるところ。単にセリフを言うのではなく思考から発してるから、その歯車が回ってるのが見える。
エラのキャラクターに深く入り込んでるからだよ。それこそこの映画に求めてたことだ。内面の動きを見られるんだ」