くらし情報『NECの府中事業場に衛星組立棟が新設 - 生産能力は2倍の最大8機に』

2014年7月3日 11:00

NECの府中事業場に衛星組立棟が新設 - 生産能力は2倍の最大8機に

NECの府中事業場に衛星組立棟が新設 - 生産能力は2倍の最大8機に
NECは7月2日、府中事業場(東京都府中市)に建設していた「衛星インテグレーションセンター」の稼働開始を発表、同センターをプレスに公開した。これまで、同社は大型衛星に対応した環境試験設備を持っていなかったが、新工場の完成により、大型衛星の自社一貫生産が可能な体制が整うことになる。全面稼働は2015年春の予定。

2013年3月に起工し、2014年6月に竣工した衛星インテグレーションセンターは、高さ50m、フロア面積9,900平方mという巨大な建屋。天井までの高さが20mもある衛星組立室が2フロアあり、1階には大型スペースチャンバーや振動試験装置なども備える。衛星本体の組み立てから環境試験までを担う施設で、大型の商用衛星にも対応することが可能だ。

衛星コンポーネントはこれまで通り、府中事業場内の別の建屋で製造する。従来は、作った衛星コンポーネントを相模原事業場(神奈川県相模原市)に運び、衛星を組み立てていたが、同じ敷地内で完結するようになり、生産性が向上する。
新工場の稼働により、同社は最大8機の衛星を同時に組み立てることが可能になった(従来は最大4機)。

設備の"目玉"と言えるのは、内径8m、奥行き12mという巨大なスペースチャンバーだろう。

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