2013年12月28日 11:00
その辛さがくせになる! 埼玉県「嵐山辛モツ焼そば」名店のこだわりを紹介
と言うのは、オーナーの田中良(まこと)さん。東京のベーカリーに勤務していた時に、B-1で優勝した「甲府鳥もつ煮」のフィーバーを目の当たりにしたことが、思いに拍車をかけたという。地元・嵐山に帰ってベーカリーを開いた田中さんにとって、 地元での辛モツ焼そばのブームはまさに待望の動きだったのだ。
最初はいわゆる焼きそばパンのようにドッグパンに挟んでいたが、「焼そばがポロポロこぼれたりして食べづらかったんです。それで、おやきのように焼きそばを生地で包んで、焼き上げました」。そうして完成した「嵐山辛モツ焼そばパン」(200円)は、かわいくて片手でも食べられると女性に大人気だ。
食べてみると、辛さの中に確かに存在するまろやかさが絶妙な味わいだ。この味は?と聞くと、「実は、地元ファームの卵で作ったこだわりのマヨネーズが隠し味になっているんです」と田中さん。
なるほどマヨネーズか。道理でパンと見事にマッチしているわけだ。それに生地で包み込んであるから、焼きそばの風味やうまみが外に逃げることもない。ちなみに、「温めて食べた方がおいしいという人と、冷たいままで食べた方がおいしいと言う人の両方いらっしゃいますね」