くらし情報『50代以上の中高年者に忍び寄る目の病気「加齢黄斑変性」とは』

2014年8月9日 07:00

50代以上の中高年者に忍び寄る目の病気「加齢黄斑変性」とは

改善することができるようになる。そういう時代になりました」。「抗VEGF薬」と呼ばれる薬を用いて継続的な治療を続けることで、視力の改善も可能になったという。

ただ、加齢黄斑変性を加齢による視力低下と思い込み、眼科を受診しない人も多いことに飯田主任教授は懸念を抱いている。

バイエル薬品が7月に全国の50~70代の男女1,000名を対象に実施した「ライフスタイルと目の健康に関する意識調査」によると、以前より目が見えにくくなったと感じている人(n=841)で、実際に眼科を受診した人は24.1%にとどまること判明。さらに、その841人のうちで、目が見えにくくなったと感じているものの、特別な対策をしてこなかった人(n=240)の理由として、「年齢のせい、老眼のせいと思った」を挙げる人が約8割もいたという。

加齢黄斑変性による視力の低下は、日常生活において「人の顔が識別できない」「値札が見えない」など、さまざまな障害をもたらす。「他の疾患に比べても、QOL(生活の質)を非常に低下させる」(飯田主任教授)病気なのだ。
だからこそ、飯田主任教授は「通常の保険診療で眼科検診などは受けられます。目の健康を維持し、これからの人生もやりたいことにチャレンジしましょう」と、定期的に目をチェックすることで、加齢黄斑変性の早期発見につなげることが重要だとまとめた。

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