2014年9月26日 13:58
Symantecが分析するWebサイト攻撃 - 攻撃手法の傾向が明らかに
IPAに調査によれば、脆弱性の修正に91日以上かかったサイトが、全体の3分の1にものぼっている。
そこでシマンテックが勧めているのが、クラウド型WAFの導入だ。
Webアプリケーションをそのままに、攻撃の検知・防御ができるため、サーバー側のシステムは変更する必要はない。また、短期間で導入が可能となっている。例えば、シマンテックのクラウド型WAFでは、DNSを書き換えて、すべての通信をシマンテックのセンターを通す形にする。この方法では、DNSを書き換えるだけで済むので短期間で導入できる。最短で1週間程度とのことだ。
また、WAFの運用や、不正な攻撃を検知するシグネチャ更新は、クラウド側で対応できるケースが多く、専任の運用担当者を置く必要がない。
このメリットは、攻撃の検知・防御面でも生かされており、SQLインジェクションや、Apache Struts脆弱性、ディレクトリトラバーサル、XSS脆弱性やパスワードリスト攻撃といった多岐にわたる攻撃を検知・防御が可能となる。
クラウド型のメリットは、当然のことながらアプライアンス型のWAFよりもシンプル、低コストである点も挙げられる。クラウドサービスなどにサービス運用を分散させている場合でも、その手前にWAFを置くことになるためシンプルになる。