2014年9月26日 13:58
Symantecが分析するWebサイト攻撃 - 攻撃手法の傾向が明らかに
安達氏はこれらのクラウド型WAFのメリットを挙げた上で、「Webアプリケーションの開発者が枯渇しているため、開発者をセキュリティ対策に向けられないという事情がある。クラウド側WAFを入れれば、開発者を動かさずにセキュリティ対策ができる」とした。
○改ざんされた「はとバス」はクラウド型WAF導入により17日で復旧
クラウド型WAFの利用事例がいくつか紹介された。その中で注目すべき点は「はとバス」の事例だ。
はとバスのWebサイトは、3月にサイト改ざんの被害を受け、閲覧者にウイル感染被害が出た。はとバスではサイトを閉鎖し、早急なセキュリティ対策を検討する中で、シマンテックのクラウド型WAFを導入した。
このクラウド型WAFによって、はとバスのWebサイトは17日後に再開している。短期間で導入できるクラウド型WAF導入によって、サイト閉鎖での収益低下を抑えることができた。
この他、自由民主党のWebサイトは、2013年6月のネット選挙解禁での参議院選挙に向けてクラウド型WAFを導入している。
またスマートフォンアプリ大手の株式会社エムティーアイでもクラウド型WAFを導入。1ヶ月未満で50サイトの対策を行うという厳しい物だったが対応できている。