キリンはなぜクラフトビールをつくったのか - サラリーマン醸造家の挑戦
今回のクラフトビールは、マスプロダクトとは違う設備を導入して原料や売り方にもこだわっています」
--あらためて整えたんですか?
蒲生さん「今回のために設備を新しく作りましたし、新たに設立するレストランにも小規模のブルワリー設備を設置する予定です」
--マスプロダクトとの具体的な違いとは
蒲生さん「大きい設備でつくれないわけではないのですが…どうしても普通の工場だとすごい量ができてしまいます。マスで作る時には量が確保できないから使えないような原料も、使うことができるんです。また、今回DRINXというサイトでの予約販売も行っていますが(※第1弾、第2弾は完売)、こちらは詰めてすぐお客さまのところに行くことになります」
--すぐに売り切れたのはうれしかったですか
蒲生さん「これから届くのでプレッシャーはありますけど、うれしいですね」
--満足させなければならないと。開発にあたって1番大変だったのはどのプロセスなんですか?
蒲生さん「やはり、新次元ってなんだろうというところが一番難しかったです。ただこの商品もプロトタイプですので、お客さまの声を伺いながら仮説を検証していって、また考える悩むことになると思います」