くらし情報『Altera、55nmフラッシュプロセスを採用したFPGA「MAX10ファミリー」を発表』

2014年10月1日 09:30

Altera、55nmフラッシュプロセスを採用したFPGA「MAX10ファミリー」を発表

特筆すべきはその価格で、デモにも利用された開発ボードは49.95ドルという驚くべき低価格である。基板上にはArudino Shield互換のピンが用意されており、既存のShieldが利用できる事になる。

ということで、MAX 10の発表は以上であるが、最後にこんなスライドが示された(Photo18)事は、今後のラインアップを示唆しているように思う。それは、Cycloneの製品ラインの消滅である。今回発表されたMAX 10はMAXというCPLDのシリーズ名を使いながら、実態はFPGAレベルに拡張されている。おまけにCyclone IIIまでと構造に互換性があるわけで、つまりCLPD~Cyclone IIIまでの規模の開発をこのMAX 10で代替する形を狙っているように思われる。ではCyclone IVとかCyclone Vは? というと、Arriaに吸収される方向を考えている様に思われる。もともとCycloneとArriaの違いはハイスピードトランシーバの搭載の有無だった筈なのに、Cycline IV以降はこれが崩れており、Arriaとの違いは規模だけになっている。
これを10世代では整理し、既存のCycloneのマーケットを2つに分割、下側はMAX 10で、上側をArria 10で吸収する形を考えている様に思われる(Photo19)。

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