2014年10月2日 07:00
インテルセキュリティとして飛躍するマカフィーの戦略
田中氏は初めに、マカフィーのセールス状況を語り「セキュリティに対する需要が順調に伸びており、我々の製品も日本ではヒューレット・パッカードやNECといったPCベンダーに(プリインストールという形で)採用してもらっている。事業的にも、今年度は2桁成長を記録しており、好調にビジネスが推移している中で、2015年版を非常に重要視している」と、新バージョンに対する意気込みを口にした。
今年は、これまでのマカフィーブランドから、インテル傘下に入ったことで「インテルセキュリティ」ブランドとしての展開が始まり、好調なセールスだけではなく、ブランドの転換期としても重要な局面に差し掛かっている。
「デザインパッケージの中にインテルセキュリティを入れた。我々の"チャレンジ"を、コンシューマー市場でも展開していきたい」(田中氏)
続いて、米国本社のセキュリティ エヴァンジェリストであるデイビス氏が登壇し、現在のセキュリティ概況を語った。
ここのところ、モバイルデバイスの飛躍的な市場成長率、利用者の増加にはめざましいものがあるが、それはすなわち、ハッカーにとって格好の餌食でもある。特に、オープンソースのAndroidは標的にされやすく「Androidを狙ったマルウェアが急増している」