2014年10月3日 11:00
KDDI、Firefox OSベースの開発ボードをハッカソンなどで無償配布へ
だという。しかし、そのゲートウェイであることが重要だと続けて話す。
「アプリケーション開発ツールは、Web技術を用いているため、Firefox OSとの親和性が非常に高いんです」(広報部)
同社は2013年からFirefox OS端末の市場投入を明言しているが、今回の発表が直接「Firefoxスマホ」に繋がるわけではないという。同社が見据えているのは、スマートフォンという近い未来だけではなく、Web開発全体の未来のようだ。
「Web技術(Firefox OSはHTML5でアプリ開発ができる)の活用は、これまでの特定OS向けの開発環境に依存せず、新たな開発者の拡がりに繋がり、アプリ市場の裾野が広がると思います。開発者の拡がりは、Mozillaが力を入れている若年層からのWeb開発者教育というところにも繋がる。小さい頃からアプリ開発に触れることで、Webが持つ新たな世界、IoT(Internet of Things)/WoT(Web of Things)の世界を、より手軽に実現できます。
HTML5でアプリ開発ができるFirefox OSは、本物のオープンソースOSですし、そういったものが拡がると、今まで組み込み機器の連携しかやってこなかった人がWeb開発の世界に足を運んでくれるし、逆もまた同じ。