2014年10月7日 13:06
部下や後輩がうまく育たないのは教え方のせい? - コーチングに関する代表的な3つの誤解
自分の思ったように部下や後輩が育たない…と悩みを持ったことはないでしょうか。「これだからは最近の新人は…」と相手のせいにしてしまいがちですが、本当は上の接し方が悪いというケースもたくさんあるのです。例えば、研修のテーマや育成手法として、話題にあがることの多い「コーチング」についても多くの誤った認識をしていることが多いようです。今回はそんなコーチングに対して抱きやすい代表的な誤解を、3つご紹介いたします。
○誤解1 コーチは役に立つアドバイスをするべき
コーチングの手法では、クライアントとなる個人やチームが自らの力で解決策を見出すことができるようになるという点を重視します。コーチは、解決策を見出す過程でフレームワークを提供したり、発見や洞察を深めるサポートを提供する形で関わります。直接的なアドバイスや指示を行うことはありません。例えば、部下が提出した提案書に対して、「私ならここはこうする」という直接的なアドバイスではなく、「この部分はどういう意図で作ったの?」といった質問を活用することで相手の洞察を深め自発的な解決を促します。
○誤解2 コーチは問題解決をするべき
コーチングでは相手の仕事や生活の中にある大切な目標に対する「実践」