2014年10月8日 11:07
産総研と広島大、レアメタルレスで低毒性元素からなる熱電変換材料を開発
そして、物性測定を行った結果、これらの試料がp型の金属的な電気伝導性を示し、400℃(673K)において高い無次元熱電変換性能指数ZT=0.7(Ge)、0.6(Sn)を示すことを見いだした。この値は熱電変換効率に換算すると6~7%程度に相当するという。
また、コルーサイトでは、構成元素の一部を価電子数の異なる元素で置換すればホールキャリア密度を容易に調節できるので、今後、既存材料を上回る高いZTが得られることが期待できる。さらに、同物質は、低毒性で地殻中の埋蔵量が豊富なCu、Sn、Sを主成分としており、レアメタルレスの熱電変換材料といえるため、環境負荷の低い高効率熱電発電の実現に大きく寄与することが期待されるとコメントしている。
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