くらし情報『米国の中間選挙と2015年の株式相場』

2014年10月16日 11:23

米国の中間選挙と2015年の株式相場

米国の中間選挙と2015年の株式相場
米国では、11月4日に中間選挙が行なわれます。同選挙は、4年毎に行なわれる大統領選挙の中間の年の11月に実施される連邦議会選挙です。現在の米連邦議会は、上院では民主党が、下院では共和党が多数を占める、「ねじれ」状態にあります。今年の中間選挙では、全議席が改選となる下院での共和党の優位は揺るがないとされており、焦点は、約3分の1が改選される上院に向けられています。

その上院で今回、改選対象となるのは36議席で、内訳は民主党21、共和党15となっています。中間選挙は、政権与党にとって逆風が吹き易く、特に大統領の2期目で苦戦が目立つとされています。さらに、今年は、政治不信などを反映して現職の苦戦が指摘されており、2期目のオバマ大統領を擁する民主党を取り巻く環境は厳しい模様です。ただし、上院で6議席上積みすれば過半を制することになる共和党も伸び悩んでおり、上院議員選挙は接戦となっています。


上院は民主党、下院は共和党が過半数を維持し、ねじれが継続する場合、議会のこう着も続くことになるものの、今年これまでと同様、大きな問題は生じないと見込まれます。つまり、内政面でほとんど前進がないかわりに、予算のとりまとめや連邦債務上限引き上げなどで両党が激しく対立し、政府機関の窓口閉鎖や米国債の債務不履行に陥るようなこともないとみられます。

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