2014年10月16日 15:28
本格的な紅葉シーズン到来、見頃時期は? - 東日本、西日本は10月下旬頃か
ウェザーニューズは10月15日、本格的な秋の紅葉シーズンに向けて第2回紅葉見頃予想を発表した。
同社によると、紅葉が鮮やかできれいに色づくには、木々が紅葉する時期の日照が十分であることや朝晩の冷え込みが強いこと、葉のダメージが少ないことが重要だという。東北や東日本では、9月は平年より日照時間が多く気温が低くかったため、山沿いの多くでは鮮やかな色づきとなった。
今年は平年より太平洋高気圧の勢力が弱く、9月から寒気が入りやすかったため、北日本や東日本の標高の高い場所ほど気温が平年より低く、秋の訪れが早まった。そのため、見ごろの予想も前回発表から北海道の平野部では一週間程度、東北の山沿いでも数日、見頃の予想日を早めた。
現在は、北~東日本の標高の高い山では見頃を迎え、一部では既に落葉が始まっている。北海道の平野や東北、中部の山、関東の標高の高い山でも続々と色づき、見頃を迎えた地域が増えてきている。
10月~11月は移動性高気圧に覆われて秋晴れとなる日が増えてくることが見込まれ、放射冷却による朝の冷え込みと日照も十分にあり、美しい紅葉になる気象条件がそろう。
そのため、これから色づく東日本の平野部や西日本でも鮮やかな色づきが期待できる。