2014年10月17日 11:27
東京都・上野動物園に手乗りサイズの鹿がいてビックリ!!
シカと聞くと、奈良公園にいるようなニホンジカを想像する人も多いことだろう。オスの成獣には立派なツノがあり、子どものシカはかわいらしいイメージもあるが、成長すると体長は1~2メートル程度、体重も数十キログラムにまで達する。
その一方で、実は両手の上に乗るくらいの小さなサイズのシカもいることをご存じだろうか。いわゆるマメジカという種類の動物で、その中でも東南アジアの熱帯雨林などに分布しているジャワマメジカは特に小さく、有蹄類(ヒヅメを持つ哺乳類の動物)の中では世界最小の種と言われている。体長は成長しても40~50センチ程度、体重も2キロ前後と、まるでウサギくらいの大きさだ。
今回は東京の上野動物園を訪れ、そんなジャワマメジカに実際に会ってきた。
こちらが上野動物園の「夜の森」エリアにいるジャワマメジカだ。エサの野菜が乗った皿と比べると分かる通り、かなりのミニサイズで黒目が大きくかわいらしい風貌。
特に足の細さが特徴的で、ちょっとしたことで折れてしまうのではないかと心配になってしまうほど。
写真のジャワマメジカはオスの個体で、2002年に上野動物園で産まれたそう。「マメジイ」というユニークな名前が付けられており、ほかにメスの「マメミ」