くらし情報『電卓事業の歴史と今後の向かう先を探る - キヤノン、初の電卓「キヤノーラ130」の発売から50年の節目』

電卓事業の歴史と今後の向かう先を探る - キヤノン、初の電卓「キヤノーラ130」の発売から50年の節目

また、3つのキーまで同時に入力を受け付け、指を離した順番に入力される「3キー早打ち機能」もキヤノン製品の特徴だ。高速で入力する際にはどうしても指が離れないうちに次のキーを入力することになるが、これを正しく認識。それを3つのキーまで認識できるようにしているという。高速入力をするユーザーにとっては不可欠な機能であり、金融業界などで高い評価を得ている理由はここになる。

●プリンタ搭載機やマウス機能搭載機……様々に派生していったキヤノン電卓
キヤノンでは、そのほかにもエポックメイキングな製品をいくつも投入している。

1968年にはICを全面採用した「キヤノーラ163」を発売し、機械式から転換。さらに1970年にはキヤノン初のサーマルプリンタ付ポケット電卓「ポケトロニク」を発売。ユニークな名称は一般公募して決定したという。
同製品はテクサスインスツルメントと技術提携して開発した世界初の電池駆動式ポケット電卓であった。

また、1970年に発売した「億万単位」の名称を持つ「LC-40U」は、兆の単位まで漢字表示をすることができる製品。「漢字で入力、漢字で読み取り」のキャッチフレーズで、桁数が大きな数字でも、日本人が瞬時に桁を読めるようにした。

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