2014年10月21日 11:43
ベルメゾン会員を対象としたビッグデータ活用法とは?
(西口氏)
DWHのリプレースに当たって重視したのは、性能に加えて、新体制にすることによるプロジェクトメンバーの意識の変化。従来機よりもデータ抽出からリポート出力までの時間が速くなる分、メンバーにはそれぞれ、新しい分析の洞察に対する時間を増やしてほしかったのだという。その結果、採用したのがDWH用アプライアンスの最新機種「Teradata Data Warehouse Appliance 2700」(以下、Teradata 2700)とAsterの組み合わせだった。
「Asterは確かに非構造化データの分析が得意ですが、それ以上にアナリティクス、まさにデータマイニングに強い点に惹かれました」(西口氏)。現在はDWHの新機種で性能を強化し、AsterでWebログや各種ログを使いながら、データマイニングを行っているという。
●DWHとAsterでお客さんの行動を先読み
○DWHとAsterでお客さんの行動を先読み
千趣会がDWHとAsterの導入で実現したかったこと。それは、デモグラフィックデータや購買データを基に、顧客の行動予測を行うことだという。通信販売で顧客の顔が見えない分、データ分析によって顧客の行動実態を明らかにする、というわけだ。