2014年10月23日 11:19
食べすぎちゃっても大丈夫!? お肉と上手につきあう”コツ”とは?
●食べすぎちゃっても大丈夫!? お肉と上手につきあう”コツ”とは?
2014年もあっという間に“食欲の秋”を迎え、木枯らしの吹く季節ももう目前だ。この時期になると無性に恋しくなってくるのが鍋料理。特にすき焼きやしゃぶしゃぶ、もつ鍋など、肉が主体の料理を楽しみにしている方も多いことだろう。確かにこうした肉料理は魅力的だが、過度な肉食には注意したい。というのも、高タンパク・高脂質な食事を続けると、腸内環境が劣化するという指摘もあるからだ。
○食の欧米化とライフスタイルの変化がもたらす腸内劣化
もともと日本人は、穀類を主食に魚や野菜を主菜・副菜とする食習慣だったが、開国以降、食文化は大きく変化した。特に戦後になると、生活が豊かになり食の欧米化に拍車がかかる。農林水産省の食料需給表によると、昭和39年度には肉類の国内生産量は98万4000トンだったが、高度経済成長のさなかとなる昭和48年度に205万トンと大台を突破。
平成24年には327万3000トンとなり、昭和39年より約3倍も国内生産量が増えている。国内生産量だけをみても、いかに肉食の機会が増えているのかがわかるだろう。
こうした動物性タンパク質や脂肪分の過度な摂取により引き起こされるといわれているのが「腸内劣化」