2014年10月24日 18:05
新・OS X ハッキング! (126) Yosemiteでついに消えた「あのファイルたち」
OS Xがメジャーバージョンアップされるたびに書いているような気がするが、「OSで機能を提供する」ことはメンテナンスの義務が発生することと同義で、同時にコストも発生する。このコストとは、一義的にはOSベンダーの開発費およびサポート費用だが、システムの肥大化と機能の煩雑化も伴うため、実はユーザにとってのコストでもある。だからレガシーな機能は早い時期に取り除かれるべきだが、動作の一貫性/互換性という悩ましい問題が付きまとい、大胆に削ぎ落とすことが難しい部分だ。
その点Appleは、思い切りよくレガシーな機能を捨ててきた実績がある。AppleTalk然り、NetInfo然り。PowerPCからIntelへのプラットフォーム転換では、しばらくPPCバイナリを温存したあとこれを捨てた。64bitアーキテクチャへの移行も同様、まだフレームワークなどにバイナリコードが残ってはいるものの、時間の問題と見ていいだろう。
先日リリースされたOS X Yosemiteでも、レガシーな機能がいくつか姿を消している。
GUIやアプリケーションのレイヤーは他の方にお任せするとして、当コラムではTerminalで確認できる機能を中心にピックアップしてみよう。