くらし情報『投資対効果の視点から考える、これからの情報漏洩対策とは - 11月6日に講演』

2014年10月29日 09:36

投資対効果の視点から考える、これからの情報漏洩対策とは - 11月6日に講演

「被害は比較的小さくても頻発する人為ミスによるものと、一度でも発生すれば莫大な損害を被る内部不正によるもの、どちらも被害額の総量でいえば同額くらいになるかもしれません。だとすれば、ちょっとした間違いや軽い気持ちで行う違反など、簡単な対策で防げる情報流出の数を減らしていくことこそ、優先すべきでしょう」(大谷氏)

まずはデバイスで外に持ち出す情報や、送信するメールは暗号化するなど、いわゆる一般的な対策をしっかり行うのが第一ということだ。それが、少ない投資で確実に効果を上げる方法でもある。

「そういう対策を施し、普段からきちんと運用していると、しだいにどこに抜け穴があるかがわかってきます。それを一つずつつぶしていけば、確実に流出件数を少なくしていくことが可能です。また、機密データにアクセスするような、重要な操作をするときには、必ずほかの誰かといっしょに行うといったことでも、大きな被害を防げます。簡単なことですが、ミスをチェックするという意味でも、不正や犯罪に走りづらい環境を整えるという意味でも有効です。高度なセキュリティ対策を取る前に、このような基礎をしっかりと築いておくべきでしょう」(大谷氏)

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