くらし情報『ものづくりを強くする-Protomold Design Tips- (44) 液状シリコーンゴム射出成形』

2014年10月29日 08:00

ものづくりを強くする-Protomold Design Tips- (44) 液状シリコーンゴム射出成形

ものづくりを強くする-Protomold Design Tips- (44) 液状シリコーンゴム射出成形
プロトラブズでは熱可塑性樹脂に加え、液状シリコーンゴム(LSR)の射出成形も承ります。実際の製作につきまして当面は、米国本社で行いますが、お見積りをご依頼いただき、ぜひご検討ください。

シリコーンゴムの成形は従来の一般的な射出成形と共通することが多いですが、その一方で顕著な違いもいくつかあります。熱可塑性の樹脂は溶かしてから射出成形を行いますが、シリコーンゴムでは事前に冷却した二種類の熱硬化性の材料を、熱した金型に流し込むと、硬化してパーツが形成されます。シリコーンゴムで成形されたものは、熱可塑性樹脂のように再溶融することができません。

※熱可塑性樹脂 と 熱硬化性樹脂に関する解説記事はこちらでご覧ください。

できあがったシリコーンゴム製のパーツは強靱で、耐熱性、耐寒性、耐化学薬品性、耐電性に優れています。高温でも低温でも物性を維持でき、また、生体適合性があるため、皮膚に直接触れる製品にも最適です。
シリコーンゴムの特性により、自動車、医療、フードアプライアンス(電化製品)、などの業種でシール、ガスケット、バルブ、ケーブルなどに使用されています。

シリコーンゴム製パーツと熱可塑性樹脂製パーツの設計で考慮する点は共通することが多いですが、ここではシリコーンゴム特有の設計ガイドラインをご紹介します。

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