くらし情報『ものづくりを強くする-Protomold Design Tips- (44) 液状シリコーンゴム射出成形』

2014年10月29日 08:00

ものづくりを強くする-Protomold Design Tips- (44) 液状シリコーンゴム射出成形

サイズ:最大の成形サイズは127mm x 127mmx 50mm。より大きなサイズについては、都度お問い合わせください。

肉厚とリブの厚さ:肉厚は製品形状にもよりますが、最薄0.5㎜が可能です。シリコーンゴムは通常、スムーズに薄肉を形成できますが、いかにパーツを傷めずに離型させるかが重要になります。リブの厚さは隣接する壁面と等しいか、薄くても1/2程度、内側のフィレットの半径は壁面と等しくすることが望ましいです。

収縮とバリ:シリコーンゴムの収縮率は高く、予想公差は±(0.08mm+0.01mm/mm)です。5ミクロン程度の隙間にも流れ込むため、バリが発生し易い性質ですが、プロトラブズでは、金型を設計・製作する際にバリを回避するための策を講じます。

パーティングライン:パーティングラインをできる限りシンプルにすることが、シリコーンゴムパーツのきれいな仕上がりと迅速な成形につながります。
アンダーカット:シリコーンゴムではアンダーカット形状の形成が比較的容易です。成形担当者は通常、手作業で成形品を離型させますが、場合によってはスライド機構で対応することもあります。

パーツの離型:シリコーンゴムパーツの離型にあたっては、材料の特性上、通常はエジェクタピンを使用しません。

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