2014年10月29日 17:33
「iOS 8+OS X Yosemite = ∞」かも? 連係操作が便利な理由(1)
で調べた目的地をそのままiPhoneの「マップ」で表示する……同名だがOSが異なることで別もの扱いされてきたアプリが、これからは実質的に一体なものとして利用できるというわけだ。同機能はiOS/OS Xに標準装備されるアプリの一部にのみサポートされるが、開発フレームワークの公開により、この流れは今後サードパーティー製アプリにまで拡大されるはず。そうなれば、AirDropのファイル/データによるアプローチとはまた異なる手法で、iOSとOS Xの"隔たり"を狭めてくれるに違いない。
○AirDropとHandoffの準備
機能解説へ進む前に、AirDropとHandoffを利用するための準備をしておこう。どちらもiOS 8あるいはOS X Yosemiteが動作すれば利用できるわけではなく、一定のスペックを備えていることが前提となるからだ。
なお、AirDropとHandoffはどちらもBluetooth LE(BLE)の通信機能を利用するため、BLEで通信可能な半径(約9m以内)に通信するデバイスが存在しなければならない。Handoffでは、連係させるすべてのデバイスが共通のApple IDでサインインしていることにも留意しておこう。