2014年11月4日 10:23
CRM、基幹システム - 身近なデータこそ“即戦力”のビッグデータ!
例えば類似見積りの発見により、似通った受注につながった過去の見積り書をクリックするだけで新たな有効確度の高い見積り書が瞬時に作れるようになっているのだ。
この「受注レシピ」を支えているのが、「SugarCRM」とBIツール「IBM Cognos」、インメモリDBの「IBM DB2 BLU」に、高速で堅牢なビッグデータ処理を可能にするインフラとして「IBM Power Systems」を組み合わせたデータ分析基盤だ。
さらに「IBM SPSS」を使って「受注レシピ」の拡張機能として、下記の実装を検討中とのことである。
「受注レシピ」には、経営層からの戦略的な拡張が要請されており、現在開発中の機能がある。それは将来の主力製品となる注文の発見や育成の機能である。
この機能は、過去の見積もりや受注の中から、売れ筋となって、更に企業のビジネスを牽引する主力製品となり得るものをデータマイニングやテキストマイニングを活用し、抽出するものである。
過去の見積もりや受注の記録のうち、主力製品になる可能性があるものを、ノウハウを持った経営者や担当者が定期的にチェック形式で選定する。そのチェックした見積もりや受注の様々な情報をキーに、予測分析や傾向分析を行い、レポートに出す。