ON Semi、産業用途向けに低照度イメージングを実現したCCDを発表
同製品は、独自のインターライン転送型(IT)CCDのピクセルデザインと、新開発の電子増倍(EM)出力構造を組み合わせることで、CCDクラスの画質と均質性を持つ低照度イメージングを可能にし、電子以下のノイズ性能のイメージセンサソリューションを実現している。これにより、太陽光から星明かりなど、明るい部分から暗い部分まで、さまざまな光の条件において1080p(1920x1080画素)の動画シーンを捉えることにより、1台のカメラのイメージングシステムの能力を大幅に向上するとしている。
具体的には、従来のCCD(低ゲイン)またはEMCCD(高ゲイン)の出力を同じ画像内でピクセルごとに利用可能にすることで、高ダイナミックレンジのイメージングを実現している。これにより、各ピクセルのチャージが測定され、信号のレベルとカメラのユーザーが選択できる限界値を比較して、各チャージパケットのルーティングが決定される。そして、撮影シーンの低照度なエリアからのピクセルはEMCCD出力へ選択的にルーティングされ、画像の明るいエリアからのピクセルは従来のCCD出力増幅器へルーティングされる。このイントラシーンのゲイン切り換え機能により、両方の出力信号を組み合わせることができ、1台のカメラで暗視野において明るいエリアを適切に捉えると同時に、超低照度のシーンを出入りするヘッドライトのように変化する条件下においてダイナミックな補正を可能にする。この他、性能実証済みのTRUESENSE 5.5μm IT-CCDプラットフォームをベースにしている。
同プラットフォームは、グローバルシャッタ、優れた画像の均質性、および高度の変調伝達関数(MTF)を備えており、現在、1~29Mピクセルの幅広いデバイスで利用されている。
なお、現在サンプル出荷中で、今後モノクロおよびベイヤーカラー対応品が提供される。また、ハード/ソフトウェアを含む評価キットも2014年末に提供開始の予定。さらに今後、「KAE」シリーズは他の光学形式、解像度、およびピクセルサイズへラインアップを広げていく予定としている。
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