くらし情報『ON Semi、産業用途向けに低照度イメージングを実現したCCDを発表』

2014年11月7日 16:58

ON Semi、産業用途向けに低照度イメージングを実現したCCDを発表

ON Semi、産業用途向けに低照度イメージングを実現したCCDを発表
On Semiconductorは、監視や防衛/軍事、科学、医療、高度道路交通システムなどの産業用途向けに低照度イメージングを実現したCCDイメージセンサ「KAE-02150」を発表した。

同製品は、独自のインターライン転送型(IT)CCDのピクセルデザインと、新開発の電子増倍(EM)出力構造を組み合わせることで、CCDクラスの画質と均質性を持つ低照度イメージングを可能にし、電子以下のノイズ性能のイメージセンサソリューションを実現している。これにより、太陽光から星明かりなど、明るい部分から暗い部分まで、さまざまな光の条件において1080p(1920x1080画素)の動画シーンを捉えることにより、1台のカメラのイメージングシステムの能力を大幅に向上するとしている。

具体的には、従来のCCD(低ゲイン)またはEMCCD(高ゲイン)の出力を同じ画像内でピクセルごとに利用可能にすることで、高ダイナミックレンジのイメージングを実現している。これにより、各ピクセルのチャージが測定され、信号のレベルとカメラのユーザーが選択できる限界値を比較して、各チャージパケットのルーティングが決定される。そして、撮影シーンの低照度なエリアからのピクセルはEMCCD出力へ選択的にルーティングされ、画像の明るいエリアからのピクセルは従来のCCD出力増幅器へルーティングされる。

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