2014年11月9日 08:00
「圧縮音源の高音質化」とは? - いまさら聞けないスマートフォン用語
スマートフォンは、携帯電話とコンピュータ両方の顔を持ちます。ですから、スペック表を見れば専門用語のオンパレード……これではおいそれと比較できません。このコーナーでは、そんなスマートフォン関連の用語をやさしく解説します。今回は「圧縮音源の高音質化」についてです。
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近ごろ、「ハイレゾ対応」をうたうスマートフォンが増えてきました。ドコモは2014-15年冬春モデルとして、「Xperia Z3 SO-01G」や「GALAXY S5 ACTIVE SC-02G」など7機種をラインナップしています。再生周波数帯域などスペックはさまざまですが、FLACやWAVといったオーディオCD以上の情報量を持つサウンドファイルを再生できること、その際ポータブルアンプなど外部機器に頼らないことが必須条件といえます。
スマートフォンの音質を左右する要素は、デジタル/アナログ変換チップ(DAC)やそれに相当するIC、コンデンサーや電源回路など多数ありますが、入手可能なハイレゾ音源が少ないという現実があります。
そこで端末メーカーは、AACやMP3といった圧縮音源をハイレゾ音源並みに情報量を増やす「高音質化機能」