くらし情報『「圧縮音源の高音質化」とは? - いまさら聞けないスマートフォン用語』

2014年11月9日 08:00

「圧縮音源の高音質化」とは? - いまさら聞けないスマートフォン用語

を搭載し、コンテンツ不足を補うことを提唱しています。

圧縮音源に効果的な高音質化のアプローチとしては、「アップサンプリング」と「ビット拡張」が挙げられます。アップサンプリングとは、音源のサンプリング周波数を高めることで(ex. 44.1kHz→88.2kHz)、情報と情報の間を密にして滑らかなアナログ波形に近づけます。後者のビット拡張は、音の情報量(量子化ビット数)を増やすことで(ex. 16bit→24bit)、ダイナミックレンジを広げ階調表現力を高めます。

Xperia Z3シリーズに搭載されている「DSEE HX」は、SONY独自の高音質化技術であり、MP3やAACといった圧縮音源にアップサンプリングとビット拡張を施し、最大192kHz/24bitの情報量を持つ音として聴かせてくれます。GAXLAXY S5シリーズに搭載されている「K2HDプロセッシング」は、JVC KENWOODがビクタースタジオと共同開発した技術であり、アップサンプリングとビット拡張によって最大192kHz/24bitに圧縮音源の音情報を拡大/伸張します。では、192kHz/24bitに情報量を増やせば高音質かといえばそうではありません。

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