2014年11月10日 13:54
Apple Payのセキュリティについて知っておくべきこと - ESET
スロバキアのセキュリティベンダーであるESETはこのほど、同社のブログにおいて、Appleのモバイル決済サービス「Apple Pay」のセキュリティに関する記事を公開した。記事では、カード情報の格納場所、情報漏洩のリスク、データのプライバシーなどについて説明している。
Apple Payは、iOS 8.1を搭載するiPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air 2とiPad mini 3で利用できるモバイル決済サービスだ。米国では10月より提供が開始されているが、日本ではまだ利用できない。
モバイル決済サービスで気になるのは、クレジットカードやデビットカードの情報の保存方法だが、Apple Payはユーザーの端末やAppleのサーバにカード情報を保持していないという。ここが、サーバにカード情報を抱えるGoogleのモバイル決済サービス「Googleウォレット」とは異なる点だ。
カード情報は、ユーザーが利用する銀行によって異なるデータとしてトークンに置き換えられるため、Apple Payはデータを危険にさらすことなく、既存の決済システムとシームレスに連携できるという。