2014年11月12日 17:15
CYBERDYNEの作業用装着型ロボット、国際安全規格「ISO 13482」を取得
CYBERDYNEと新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は11月12日、CYBERDYNEの装着型ロボット「HAL作業支援用(腰タイプ)」ならびに「HAL介護支援用(腰タイプ)」が、生活支援ロボットの国際安全規格「ISO 13482:2014」の認証を日本品質保証機構(JQA)より取得したと発表した。
少子高齢化によって将来の労働人口の不足が懸念される日本を救う技術としてロボットに注目が集まっている。また、そうしたロボット技術の普及に向けた研究の一環としてNEDOでは「生活支援ロボット実用化プロジェクト」を進めてきており、その成果の一部として国際安全規格ISO 13482の発行ならびに認証手法の開発が行われてきた。
今回、ISO 13482の認証を受けた2つの装着型ロボットは、腰痛を引き起こす原因となる重量物を持ったときの腰部への負荷を軽減し、作業支援および介護支援を行うことを目的に開発されたもの。介護用はベッドから車いすへの移乗させるといった行動などを中心に、作業支援用は工場などでの動作などを中心にサポートプログラムが搭載されており、用途に応じて使用者の疲労軽減などを実現することが可能。