ERP実現のために避けては通れないRFP。難解なRFP作成における実例を学べる機会を見逃すな!
また、ベンダー選定の際に留意しなければならないポイントについてもセミナーでは紹介する予定だという。
「お客さまが各ベンダーからの提案を評価する際に、単に提案製品のフィット率のスコアを鵜呑みにしないほうがいいでしょう。そうでないと、いざ要件定義の段階で求めていた機能が実は実装されていない、などということも起こりうる」と尾崎氏。
また、評価せねばならない提案内容の精査をより確実なものにするためにベンダーサイドの視点からみるとRFP作成段階において重要なのは以下の3つだという。
●To Beモデル(理想型)かCan Beモデル(現実的解)か?
機能要求がプロジェクト方針と合致しておらず、現場の要望すべてを取り入れたものになっている場合、カスタマイズやアドオン開発の規模が膨れ上がってしまい、ERP導入のメリットが享受できない。かつ、コストが無限に膨らんでしまうリスクも生じる。
●現状課題が明確化されているか?
課題が具体的に記載されていない場合、当該課題と機能要求の関連性が表面化されていないため、機能回答に対する提案が十分になされないケースになる。
●スケジュールが自社都合になってないか?
自社都合を優先して稼働させる場合には、何らかのトレードオフが必要にもかかわらず、システム要求にそれが反映されていない。