2014年11月19日 17:03
横河ディジタルのJTAGデバッグツールがルネサス製FAソリューションに対応
横河ディジタルコンピュータは11月18日、組み込み開発支援ツール「adviceLUNA II」によるルネサス エレクトロニクス製FAソリューション「RZ/T1」のサポートを開始すると発表した。
「RZ/T1」は、高性能リアルタイム制御とマルチプロトコル産業Ethernet通信を1チップで実現している。最大600MHz動作のARM Cortex-R4Fコアと、キャッシュメモリを介さずCPUコアに直結する密結合メモリ(TCM:Tightly Coupled Memory)を搭載することにより、従来のキャッシュメモリベースのMPUでは実現できなかった高いリアルタイム応答性と、従来のフラッシュメモリ内蔵マイコンを超える高速動作を両立させている。また、マルチプロトコル対応の産業Ethernet通信向けアクセラレータ「R-INエンジン」を搭載することにより、EtherCATをはじめとする複数の産業Ethernet通信規格へも対応する。さらに、「SHファミリ」や「RXファミリ」の周辺機能を多数継承しているので、従来製品で培った技術資産を活かしてシステムを開発できるという。
一方、「adviceLUNA II」