くらし情報『顧客との信頼構築につながるセキュリティの新発想「能動的セキュリティ」とは』

2014年11月20日 08:30

顧客との信頼構築につながるセキュリティの新発想「能動的セキュリティ」とは

しかし、本当に重要なのは、大事な情報は守りつつも従業員にはなるべく負荷をかけず、またそれと同時にそうしたセキュリティ対策の取り組みが顧客との信頼構築やサービスの信頼性向上につながるように行為行動することだと考えています。それこそが、我々が訴える能動的セキュリティです」

うっかりで重要情報を平文で流出させてしまうというのは論外だが、例えば、重要な情報を外部に出す時には必ず暗号化するといったルールと仕組みを整えている職場で、ユーザーが暗号化する必要のない、重要性の低いデータまで暗号化してメールに添付して送ってしまったとする。だがその場合、相手にうっかり暗号化してしまったことを謝罪したとしても、相手の信頼性を損なうことにつながるだろうか?──もちろん、個人動作としての確実さは少し評価が下がるかもしれないが、むしろ相手は、法人としてはそれだけ情報漏洩に対して十分に対策が周知され日常化されていることを認識するに違いない。

「人はミスをするものです。『うっかり間違って機密情報を送ってしまいました』となるより、『うっかり間違えたからこそ不要な暗号化をしてしまい、情報を正しく伝えられませんでした』という方が安全でいいでしょう。

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