2014年11月21日 14:51
ビームス、富士通製RFIDを活用した顧客体験を提供する実証実験
富士通はこのほど、ビームスが幅広い世代へ向けた業態「ビーミング ライフストア(B:MING LIFE STORE)」のららぽーとTOKYO-BAY店(千葉県船橋市)にて、RFIDを活用した新たな顧客体験を提供する実証実験を実施すると発表した。
ビームスは、RFID活用におけるオペレーションの効率化を掲げ、業界に先駆けて2012年にRFIDを導入し、店舗での決済や棚卸し、物流センターでの一括読み取りによる在庫管理などの業務運用にRFIDを活用してきた。
「ビーミング ライフストア」は、幅広い世代に向けたショップとしてメンズ・ウィメンズ・キッズ・ベビーまでさまざまな服と雑貨を販売しているが、今回の実証実験では、サイズや色の種類が特に多く、商品情報のニーズが高いキッズアイテムを対象として、11月18日から12月19日までの期間で実験を行う。
具体的には、服をハンガーポールにかけるという自然な動作の中で、顧客が知りたい商品情報を提供することで商品との新たな出会い方を演出して商品購入を促す。ハンガーポールにコンパクトなRFIDのアンテナ基盤を使用し、10cm付近に近づけたRFIDタグの微弱な電波を、什器に組み込んだRFIDリーダーで読み取ることで、商品情報をタブレット画面上に表示する。