2014年11月22日 09:00
スバル「レガシィ アウトバック」に試乗! 踏破性に優れるも、乗り心地は…
歴代「レガシィ」シリーズの象徴といえば、つねに「ツーリングワゴン」だった。しかし6代目となる新型「レガシィ」では、旗頭であり、稼ぎ頭でもあったステーションワゴンタイプをラインナップから落とした。代替するのはワゴンとSUVを折衷させたクロスオーバータイプの「レガシィ アウトバック」だ。
だがよく考えてみれば、背の低いミニバンの後部座席を収納し、ワゴン代わりに使用するユーザーが増えている現在、頑なにステーションワゴンにこだわるユーザーは少ないのかもしれない。車庫が全高1,550mmに制限される立体駐車場に限定される人なら話はわかるが、新型「レガシィ」シリーズの1,840mmという全幅は、どのみち立体駐車場に収められるケースのほうが少ないだろう。
新型「レガシィ アウトバック」は、ワゴンユーザーからの代替えも見越してか、オンロード走行にかなり力を入れた印象を受けた。水平対向の4気筒エンジンとCVTの組み合わせは、じつに素直なレスポンスで、スムーズに立ち上がる印象。もちろん腰高な分、ワインディングの走行に限界はあるが、極端に不満を感じることはないだろう。
大型化したボディサイズも、じつは先代と比べて最小回転半径は変わらず。